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読んだ瞬間から世界の見方が変わる。[金持ち父さん貧乏父さん]

改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本)
金持ちになるには考え方を変えるだけ。


 この本はお金の使い方や考え方を通して、「より質の高い人生を送るためにはどうすればいいか?」が書かれた人生の指南書である。
 『生き方』に関する本を読んだことがない方であれば、これを読み、内容を自分の中に落とし込めれば、その瞬間から物事の見方、考え方は大きく変わるだろう。とても失礼ではあるが、そこら辺にいる何も考えずに人生を送っている大人よりは賢い人間になるはずだ

 内容としては、私としても新たな気づきとして得られた部分がとても多かった。以下のメモはその一部である。読んで気になった方はぜひ実際に手にとって読んで欲しい。

詳細

タイトル:『改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学
著者名:ロバート キヨサキ(著)、白根 美保子 (翻訳)
発売日:2013/11/8
ページ数:272p
出版社:筑摩書房
価格:定価 1,728円、Amazon 中古 1,074円(2018/8/2現在)〜
ISBN-10: 4480864245
ISBN-13: 978-4480864246





著者

ロバート・キヨサキは、アメリカの投資家、実業家、セルフヘルプ著者、モチベーショナル・スピーカー、金融リテラシー活動家、時折金融コメンテーターとして活躍しており、今回紹介している本は世界的ベストセラーとして2008年11月で世界3000万部の売り上げを誇っている。


簡単メモ

(概要や詳細はAmazonページより参照ください➡︎改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本)

第一章

 自分の損になるのではなく、得になるように感情を利用する。この方法を学ばずに金持ちになっても、それはただ金をたくさんもらえる奴隷になっただけで、奴隷であることに変わりはない。

 貧乏や金づまりの一番の原因は国の経済や政府、金持ち連中のせいなんかではなく、恐怖と無知。人間を罠にかけるのは自分から招いた恐怖と無知。

大事なのはこの二つの感情を長い目で見て、自分のためになるように使うこと。感情に溺れ、考え方まで支配されたらダメ。たいていの人は恐怖や欲望を自分のためにならないように使う。これが無知の始まり。

 鼻先にニンジンをぶら下げられた馬の例がある。馬の鼻先にニンジンがくるように馬に括り付け、馬はニンジンが大好物なので、そのニンジンを食べるためにひたすらニンジンを追い続ける。しかし、人参は馬に括られているため一生食べることはできない。

ここから言えることは、ニンジンは馬を動かすための動機付けとなっているということ。そして馬はそのニンジンだけを見て周りを見ずにひたすら追い続けるということ。

 これはつまり、お金=ニンジンの役割を果たしている。決して手に入らないような幻のようなもの。もし馬が自分の姿を遠くから眺めることができれば、自分の置かれた場所がわかり、考え直すことができる
 
 だからこの場合「お金とは何か」を知る必要があり、知ることができる=目の前のニンジン以外にも目がいくので、ひたすら追い続けるということはなくなり、欲望や恐怖が大きくなることもない。

恐怖の例

 「お金がなかったらどうしよう」という恐怖に考え方を支配されてなければ、その恐怖をなくすために僅かなお金を稼ごうと大急ぎで仕事を探しに行ったりせず、「長い目で見て、仕事をすることがこの恐怖をなくすための最善の方法なのだろうか」と自分に問いかけるかもしれない。
 しかも大急ぎで仕事を探しに行くことは短期的な解決策でしかない(一時的で、仕事を辞めてしまったらまた恐怖に襲われる)。



 恐怖をしっかりと見つめ、欲望、人間の弱点、強欲さに立ち向かうことこそ、そこから抜け出す道。この道は頭を使って切り開く。

人生で大事なのはどれだけのお金を稼げるかではなく、どれだけのお金を持ち続けることができるか。

つまり、いかに支出を減らすか


第二章

 資産と負債の違いを知ることが第一

 金持ちは資産を手に入れる。中流以下の人たちは負債を手に入れ、資産だと思い込む。
 
 会計学の世界で大切なのは数字そのものではなく、数字が何を意味しているか


第三章

資産の種類
  1. 自分がその場にいなくても収入を生み出すビジネス
  2. 債権
  3. 収入を生む不動産
  4. 手形、借用証書
  5. 音楽、書籍などの著作権特許権
  6. その他、価値のあるもの、収入を生み出すもの、市場価値のある物品
  • ファイナンシャルリテラシー』は大切。会計の仕組みや現金の運用の仕方についてよく理解すればするほど、投資の際の分析能力が高まり、ひいては自分の会社を起こすことにつながるというのが持論。
「ファイナンシャル・インテリジェンス」を形作る4つの主な専門知識
  1. 会計力:ファイナンシャル・リテラシー(お金に対する読み書き能力)。数字を読む力。ビジネスあるいは投資を築くのに不可欠なスキル。

  2. 投資力:お金がお金を作り出す科学。

  3. 市場の理解力:市場が需要と供給の科学であることを理解する。アレクサンダー・グラハム・ベルは市場が欲しがっていたものを市場に与えた。ビル・ゲイツもそうだった。2万ドルで買った7万5千ドル相当の家を6万ドルで売ったのも、市場によって作られたチャンスを掴んだ結果だ。そこには買う人がいて売る人がいた。

  4. 法律力:会計や会社に関する法律、国や自治体の法律に精通していること。合法的にゲームをするのが一番。
じゃあなぜファイナンシャルインテリジェンスを高め続けるのか?

 それは、変化の時代が来ることを知っているから

過去に執着するよりも未来の変化を歓迎する。これから先に市場の高騰や暴落があることは百も承知だが、その中で勝つためには高め続ける必要がある。

お金を増やすために必要なのは?

簡単な算数と常識。これが全て。

これまでいろいろ例やお話をしてきた5つの理由
  1. 皆さんに刺激を与え、もっと学んでもらうため。
  2. 基盤がしっかりしていれば簡単だということがわかってもらうため。
  3. 誰でも大きな富を得ることができることをわかってもらうため。
  4. 目標を達成するには何万通りもの方法があるということをわかってもらうため。
  5. ロケット工学のような複雑なものではないということをわかってもらうため。


  • 実践において覚えておいてほしいことは「楽しむこと」。実践は単なるゲームで、勝つこともあれば負けから学ぶこともある。でも、どんな時も楽しむこと。
  • 銀行に1セントもない時に家や株やアパートを買ったことがある。なぜなら理由は簡単で、そのアパートに200万ドルの値打ちがあることを知っていたから。
    ここで大事なのは、何を買うかということよりも、何を知っているか。投資は「買う」ことではない。「知っている」ことの方が大きな役割を果たす。「知っていること」は最大の財産。
  • 専門的な技術の中で大事なのは、マーケティングとセールス。つまり売る力



実践3 10のステップ

① 強い目的意識を持つ
「やりたいこと」と「やりたくないこと」のリストを作る


② 毎日自分で道を選ぶー選択する力
 わずかでもお金を手にするたびにこの力を手にしている(このお金を今使うべきかどうか)。金持ちになれるかどうかはこのお金の使い方で決まる。

 まず選択すべきは『教育』に投資すること。私たちが持っている本当の唯一の資産は頭脳自由に使える最強の道具。何かを学んだら、次はそれを完全に理解するために失敗を犯す必要がある。


③ 友人を慎重に選ぶー協力の力
 富を築くことを妨げるハードルのうち、越えるのが最も難しいのは、自分自身に正直になり、人と違ったことをするのをためらわないこと

 割りのいい儲け口があったとしても、それが新聞の第一面に乗る頃にはほとんどの場合遅すぎる。サーフィンでいう「いい波は必ずまたやってくる」。波がいってしまったというのに、焦ってそれに乗ろうとすると大抵は波に足をすくわれる

 友人はより早い情報を得るため。

④ 新しいやり方を次々に仕入れる
今持っている情報は古い。

⑤ 自分に対する支払いをまず済ませるー自制の力
 自分をコントロールする力がないとお金が入ってきても無くなって意味がない。この力の習得が一番難しい。金持ちと中流以下を分ける鍵。

彼らはまた「何をタダで手に入れれるか」を知ることにも熱心。この力に関してはとても重要だが割愛。


⑥ ブローカーにたっぷり払う
 ブローカーとは仲介役のこと。

 著者は弁護士、会計士、不動産プロ・株トレーダーに多くのお金を払っている。なぜなら彼らがプロであることが前提だが、お金が信用につながり、ブローカーもしっかり仕事をしてくれて、結果的にたくさんのお金が手元に来ることになるから。しかも情報が命なので、プロとなると情報量や質も確か。


⑦ 元手は必ず取り戻すータダで何かを手に入れる力
 優れた投資家がまず考えるのは、「私のお金をいかに短期間で取り戻すか」。

 なぜなら元手が返ってきたら、あとは利益になるから。返ってきてから下がっても元手は回収してるから問題ないし心配する必要がないから日常に支障をきたさない。

 つまり、元手を回収してから入るお金はタダで手に入る資産。これこそがファイナンシャル・インテリジェンス。


⑧ 贅沢品は資産に買わせるー商店を絞ることの力
 借金をしてまで欲しいものを手にしてはまた借金を繰り返す。

 元手をもとにそのお金で資産を増やして、そのお金で買う。
もし株で増やすなら、その過程で株について勉強し始め、"学習する"ことも学ぶことができる。

⑨ ヒーローを持つ
 『憧れ』を作り、なることで『憧れ』の底知れない才能を手にすることができる。そして物事が簡単に見えてくる。
➡︎なりきる、まねることの大切さ。

⑩ 「教えよ、さらば与えられん」ー与えることの力
 出し惜しみをしないこと、与えること。

 何かが欲しい、足りない、必要だと感じたらまずはそれを与えること。そうすると後で2倍、3倍になって返ってくる。何かを売りたいと思ったらまずは売るのを手伝ってあげる。

 何かを学びたいという人に誠意を持って教えれば教えるほど、あなたは多くを学ぶことができる。お金について学びたかったらまずは誰かに教えてあげること。そうすればアイデアや見分ける方法などが入ってくる。

 確かに、誰かに与えて返ってこなかったことはあるかもしれないが、そういうときは「お返し」を目的に与えていることが多い。純粋に「与えるために与える」

 つまり、自分が持っているものを出し惜しみせず、気前良く人に与えること


具体的な行動を始めるためのヒント

今やっていることをやめる

うまくいっていることは何か、うまくいっていないことは何かを見極める。前と変わらず同じことをやりながら別の結果を期待するのは全く馬鹿げている。

オファーをたくさんする

 「掘り出し物の物件を見つける」「自分にあったビジネスを見つける」「自分に本当に役に立つ優秀な人間を見つける」「適切な投資家を見つける」
こういったことは全てデートの相手を見つけるようなものだ。買付申込、交渉、拒絶、受諾の経験をたっぷりしなきゃいけない。


最後に

 とても長々と書いているが、これでもほんのごく一部である。
 
個人的に読んでて気になったところは、

  • ところどころ反復した話が多い。
  • ダラダラしている。
  • わかりやすくするための"具体例"が金持ちの話しばかりだから非日常過ぎて入り込めないこともある。
この著書で私が一番印象に残っている点は、

私たちが持っている本当の唯一の資産は頭脳自由に使える最強の道具。何かを学んだら、次はそれを完全に理解するために失敗を犯す必要がある。
である。

 なぜここかというと、
私個人が考えるのが好きかつその重要性を知っていてみんなにもっと考える楽しさを知って欲しいという視点があるからである。そのためとてもマッチした。

 考えるのは脳みそで、体はその考えを表現する手段にすぎない。
面白いことを考えるのも、良いなと思った人を口説くのも、怒ったり泣いたりするのも全て脳みそに左右される。

だから、楽しい人生を送るためにも脳みそが壊れるまで考えて、鍛えて学び続ける必要がある。


考えることは本当に疲れるし面倒臭いときもあるが、
ちっちゃい脳みそでちっちゃい世界だけを見てちっちゃく生きる人生が私は嫌だから考え続けるし、みんなにもそうであって欲しい。



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